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ロービジョンケア

ロービジョンとは

ロービジョンとは、視覚障害のために読み書きや歩行といった日常生活に不自由のある状態のことをいいます。
茨城県眼科医会は、行政や当事者団体および地域の福祉・教育・就労関係機関と連携して「茨城県ロービジョンネットワーク」を形成し、ロービジョン者・視覚障害者へのスムーズな専門的支援の提供を目指しています。

見えづらさで困っている方へ

眼科を受診したことがない方の中には、近眼など適切な眼鏡をかければ見える方、
白内障など治療を受ければ見えるようになる方もいます。まずは、お近くの眼科で眼鏡や治療について相談してみてください。
眼科のかかりつけがある方で、見えづらさによる困りごとがある場合は、ロービジョンケアについて主治医に相談してみましょう。

眼科医の皆様へ

日常の診療のなかで、下記に該当する方は、ロービジョンケアを受けることで文字が読めるようになったり就労が可能になったりと日常生活を改善させることができる可能性があります。

  • ・良い方の眼の矯正視力が0.4以下
  • ・視野に暗点や欠損がある
  • ・まぶしくて困っている
  • ・眼のことで、学業・仕事・生活に 不便さや不安がある

スマートサイトリーフレット※をお渡しの上、専門的なケアへつなげましょう。
関連機関へ紹介する際は、今までの経過を記載した紹介状が必要です。(紹介状については、会員ページの資料BOXを参照)
また、視覚障害手帳に該当する場合は手帳申請をすませてから紹介すると、スムーズなロービジョンケアにつながります。

※視覚障害者支援のための地域連携を効率良く行なうために作成されたシステムおよびそのために使用されるリーフレットのことです。眼科医療と地域の福祉・教育・就労関係の施設および当事者団体との連携に役立っています。2005年にアメリカ眼科学会が提唱し、わが国では2010年に兵庫県で最初に実現され、2021年に全47都道府県に整備されました。

スマートサイトリーフレット ダウンロード

茨城県ロービジョンネットワーク

茨城県ロービジョンネットワークでは、この図に示すように様々な機関でお互いに連携をとり、見え方の問題で生活に不便を感じている方へのスムーズな専門的支援の提供を目指しています。
それぞれの機関については下記をご参照ください。

ロービジョンケア施設のご案内

遮光眼鏡の処方、ルーペ、拡大読書器等の選定、補助を受けるための診断書の作成の他に、生活、学習に関して助言を行います。医療機関の詳細は「ロービジョンケア対応医療機関」から確認できます。受診前には必ず下記のロービジョン外来を設けている施設へ電話でお問い合わせください。

ロービジョンケア対応医療機関

茨城県立視覚障害者福祉センター・点字図書館

住所
〒310-0055 水戸市袴塚1-4-64
電話番号
029-221-0098
メールアドレス
ibacenter@work.nifty.com

視覚に障害のある方に対してさまざまな支援・サービスを行なっています。
福祉センターでは、各種相談、訓練(歩行・点字等)、研修会を行なっており、点字図書館では、展示や音声による図書・雑誌の貸し出しを行なっています。詳細はこちらのサイトよりのセンターのリーフレットをご参照ください。

相談窓口

来所相談や用具購入相談等は電話にて要事前予約

茨城県視覚障害者協会

住所
〒310-0055 水戸市袴塚1-4-64
電話番号
029-221-0098

視覚障害者の自立と社会参加を目指して活動している社会福祉法人で、視覚障害者福祉センター・点字図書館の管理運営や支援用具の相談・斡旋販売も行なっています。

相談窓口

来所相談や用具購入相談等は電話にて要事前予約

いばらき盲導犬協会

住所
〒312-0052 茨城県ひたちなか市大字東石川3610-10
電話番号
029-275-3122
メールアドレス
info@guidedog.ibaraki.jp

茨城県ひたちなか市を拠点として盲導犬を育成訓練し、希望される視覚障害者に歩行訓練と貸与をしています。
当協会では希望者に合わせたいくつかの歩行方法をご提案し、ロービジョンや軽度の身体的重複障害にも対応しています。
※盲導犬の申請に関する条件

  • 18歳以上であること(上限は70歳くらいとしているが、状況により要相談)
  • 身体障害者手帳を所持し、視覚障害等級が1種1級あるいは2級であること
  • 盲導犬の生活を保障できる経済力があること
  • 盲導犬に愛情を注ぎ、盲導犬協会の指導に従った適切な扱いができること
  • 盲導犬と共に自立した生活が送れること
  • 4週間の共同訓練が受けられること
  • 一人暮らしで他に犬を飼っていないこと
相談窓口

まずは電話かメールで問い合わせ。
電話はたいていは留守番電話になっていますが、氏名・用件・連絡先を入れていただけばかけなおさせていただきます。
いただいたお問い合わせには1週間以内に必ず何らかの返信をいたしておりますが、ドコモ、ソフトバンク、auのメールアドレスへ返信が届かないケースが増えています。お問い合わせの前に当会からのメール @guidedog.ibaraki.jp が受信できるように迷惑メールの設定を変更してください。
見学をご希望の方は必ず学習会をご予約ください。それ以外での見学希望には、少ない職員で業務を回しているため応じることができません。また、事前にアポイントメントの無いご訪問は、業務に支障をきたすためご遠慮ください。ご理解の程、お願い申し上げます。

茨城県立盲学校

住所
茨城県水戸市袴塚1丁目3番1号
電話番号
029-221-3388
メールアドレス
koho@ibaraki-sb.ibk.ed.jp

見えないこと・見えにくいことで困っている乳幼児や児童生徒とその保護者並びに成人の方のために、次のような相談・支援活動を行っています。学校や医療・福祉・労働関係機関からの相談にも応じます。

・0歳~就学前のお子さんについて
見え方や発達に関する相談、家庭の関わり方や配慮などに関する相談や情報提供を行います。
・小・中学校や高等学校等に在籍する見えにくさのある児童生徒について
見えにくさを補うための補助具の紹介、学校生活や進路についての相談・支援を行います。
・視覚に障害のある方の職業自立について
本校には、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師を育成する過程があります。

相談窓口

直接電話もしくはメールで問い合わせ

国立大学法人筑波技術大学

住所
〒305-8521 茨城県つくば市春日4-12-7
電話番号
029-858-9507, 029-858-9508, 029-858-9509
メールアドレス
ntut-oc-hs@ad.tsukuba-tech.ac.jp

視覚障害者・聴覚障害者のための、日本で唯一の高等教育機関(国立大学)です。一人ひとりの障害特性に合わせた支援・教育を行い、社会のダイバーシティ環境醸成に寄与する人材を育成します。
視覚障害のある方の大学進学や社会自立などに関する疑問や悩みについて相談を受けていますので、お気軽にご相談ください。

★保健科学部
あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師や、理学療法士の国家資格取得を目指す保健学科鍼灸学専攻・理学療法学専攻と、プログラミングやICT等の専門知識を学ぶ情報システム学科があります。

★共生社会創成学部
多様な人たちが活躍できる共生社会創成のための文理融合の知識と実践を学びます。多様性の理解とエンパワメントを促進し、障害者を含む多様なマイノリティが活躍する共生社会を創成する人材を養成します。

相談窓口

直接電話もしくはメールで問い合わせ

茨城障害者職業センター

住所
〒309-1703 茨城県笠間市鯉淵6528-66
電話番号
0296-77-7373
メールアドレス
ibaraki-ctr@jeed.go.jp

障害者職業カウンセラー等を配置し、ハローワーク、障害者就業・生活支援センター等との連携のもと、就職や職場定着、職場復帰を目指す障害のある方に対して、支援を行います。

相談窓口

直接電話もしくはメールで問い合わせ

各市町村 障害福祉課

障害者手帳の交付、補装具(盲人安全つえ、義眼、矯正眼鏡、遮光眼鏡等)、日常生活用具(点字器、拡大読書器、視覚障害者用ポータブルレコーダー、盲人用時計、盲人用体温計等)の給付を行っています。
障害福祉サービスの各種手続き、手当、見舞金、医療費の助成、税金に関する相談を受けています。

盲老人ホーム ナザレ園

住所
茨城県那珂市中里345-2
電話番号
029-296-0317
メールアドレス
mourou@nazareen.or.jp

那珂市にある県内唯一の視覚障害者向けの老人ホームです。視覚障害がある方で環境的・経済的理由のある65歳以上の方の入所が可能です。
措置入所以外の方も自費利用が可能となり、契約入所、短期入所、福祉ホテル(デイユース、宿泊)のサービスを行っています。

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